NK細胞療法

免疫細胞のNK細胞は、正常細胞である自己を認識し、それ以外を(がん細胞)非自己として攻撃する細胞です。免疫細胞BAK療法に使用するNK細胞と同じ細胞です。NK細胞は培養することが難しい細胞で、通常は、培養純度が40%~60%でしたが、NK細胞用の培地と選択培養技術を開発した事で、従来よりも純度の高いNK細胞製剤を調製する事が可能になりました。弊社のNK細胞療法は、培養工程で、患者のNK細胞の特徴を踏まえた工夫を取り入れることで、一般のNK細胞療法に勝る機能を発揮させることを可能としています。治療は、1クール6回として、患者の状態によって月に1回から2回の治療を通院で行います。(所用時間は1.5時間位)

NK細胞療法の特色

  1. NK細胞は血液中の白血球に3~15%しか含まれていません。この少数のNK細胞だけでは、癌細胞を攻撃するのに十分な純度と量に培養・増殖することは困難でしたが、弊社で新しく開発した培養技術では純度90%以上でNK細胞を培養することから60億個以上を確保できました。
  2. ハイパーDC療法を受ける患者さんの場合には、「樹状細胞」を製造する培養過程で、培養液の上澄みから、NK細胞を分離し、培養・増殖することで、患者さんの貴重な血液を活用できるので、NK細胞のための採血は必要ありません。

NK細胞製剤の作成

  1. NK細胞治療を希望する患者さんは最初に、血液10mlを採血して含まれるリンパ球の数と種類の検査及び培養試験を行い、NK細胞治療が適用できるか否かを判定(判定に1週間)します。NK細胞治療の判断基準はNK細胞の特長であるCD56陽性細胞が10%以上である事、そして培養試験でCD56陽性細胞が増殖することが必要です。
  2. NK細胞治療が適用可と判断された患者から、血液を採取します。NK細胞数(CD56陽性細胞)60億個以上、NK細胞90~60%を目標に、患者の状態に応じて、2~3週間かけてNK細胞を培養します。