免疫細胞BAK療法とは
BRM Activated Killer(生物製剤活性化キラー)療法の頭文字を取ったものです。
使用する免疫細胞は、自然免疫細胞のγδT細胞とNK細胞、獲得免疫細胞のヘルパーT細胞、キラーT細胞を主体とした治療法です。
免疫細胞BAK療法は、多数の医療機関に認めて頂き、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」を遵守した全国の医療機関において治療提供されています。
免疫細胞BAK療法の特色
- 自然免疫の特色である正常細胞を認識し、それ以外の細胞(がん細胞)を単純に攻撃して排除します。
また、免疫細胞「BAK療法」に使用する免疫細胞の多くに獲得免疫細胞のT細胞が含まれています。自然免疫細胞と獲得免疫細胞の特色を生かしたバランスのよい免疫治療法です。
がん治療の効果は76%を誇ります。 - 当社が独自に開発した免疫細胞の培養技術は、約100億個に及ぶ圧倒的な細胞数です。
10mmのがん腫瘍は、約10億個のがん細胞である事に対し、活性化した100億個の免疫細胞での治療は、がん治療にとって重要です。
画像で見つからない「微細がん」(7mm以下)では大変有効な療法です。
CTC検査で陽性の場合は、1年~4年以内にがんを発症したとの文献が発表されています。
免疫細胞BAK療法の原理
従来の免疫細胞療法(獲得免疫細胞:キラーT細胞)
(がん細胞を認識してがんを攻撃)
CTL細胞(CD8陽性)は、HLA-1(白血球抗原)とがん抗原の療法の目印を同時に認識しなければ、がん細胞を攻撃できない。がんは両方の目印を70%位隠すために、攻撃目標がわからず有効率が激減します。
免疫細胞BAK療法(自然免疫細胞:NK細胞、γδT細胞)(正常細胞を認識し、がんを攻撃)
- NK・γδT細胞(CD56陽性)は、HLA-1(白血球抗原)を隠したがん細胞に対しても攻撃できる。
- NK・γδT細胞(CD56陽性)は、がん細胞等に発現されるMIC A/B分子をNKG2D分子で認識して攻撃。
免疫細胞BAK療法の技術
免疫細胞BAK療法には、大きく3つの技術特徴があります。
① がん細胞の認識方法
がん細胞は、免疫細胞の攻撃を免れる為に70%位のがん認識情報を隠します。しかし、正常細胞を認識してがん細胞を攻撃するNK細胞やγδT細胞などのCD56陽性細胞も培養・増殖させるため、高い治療効果が期待されます。
② 免疫細胞を約100億個まで増殖させる培養技術
免疫細胞を培養する為には、培地と言われる栄養源を使います。免疫細胞BAK療法で使用する「無血清培地」は、他の培地に比べ免疫細胞増殖能力が極めて優れており、高い技術によって免疫細胞を活性化し増殖する事が可能です。
③ 免疫細胞BAK療法の特許
免疫細胞BAK療法は、がん細胞を攻撃するキラー活性を増強したリンパ球として特許を取得した療法です。免疫細胞を増強・活性化させる物質であるインターフェロンα、インターロイキン2の処理により細胞を攻撃する力であるキラー活性を増強します。
④ 免疫細胞BAK療法の技術継承
株式会社共生医学研究所は、長年にわたり免疫療法の研究を続けてきた「公益財団法人仙台微生物研究所」の創設者である石田名香雄博士と、BAK療法の開発者である海老名卓三郎博士の意思を受け継ぎ、今後も難病治療の研究を続けてまいります。